担当チームとの初めての出会い

心電図までを終えてベッドの上でぐったりしていると、医師たちが数名で現れた。

ちょうど廊下で移動販売で大好きな栗を買って両足をひきずりながらベッドへ戻るところだった。


空腹というのは痛みにも勝る事が多い。

足がどんなに痺れて痛くとも、
朝から何も食べていない空腹感に叶わず、「移動販売です!」の声を耳にし、
ベッドから這いずり起きて、壁をつたいながらそこへ向かい大好物の栗をみつけて購入した。

出来るだけ食品添加物は避けなければならない、と思っているので栗があって嬉しかった。


それを落とさないように抱えて握りしめて壁をつたって部屋へと歩いていたら、
後ろから名前を呼ばれた。

数名の医師達が私のその様子をみていたようだ、なんとも恥ずかしい(´-ω-`)


どうやら彼等は私の為の専属チームのようで、
挨拶と紹介をされたが、その時は殆ど記憶に残らなかった。
3名ほどいて、美容室で言うなら、掃除係、シャンプー&ドライヤー係、スタイリストみたいな感じに見えた事だけは覚えている。


少し気になったのは、スタイリストの年齢は私と同じぐらいに見え、偉そうに見えるが経験値から考えて彼等で大丈夫だろうか・・・と一瞬頭をかすめた。


その後は、私がベッドに横たわり、朝受けた検査と同じ検査をもう一度繰り返してやる。

結果は昨日から殆ど変っていない。

やっと解放されたと思ったら、

これから、造影剤投与つきのMRI撮影と、髄液検査しますからね、頑張ってくださいね
と言って去って言った。


造影剤? 
髄液検査?

耳にしたことはあるが、なんだかとても恐ろしい検査のような気がしてきた・・・。

歯医者以外の病院には人生ほぼ無縁、、、知らない言葉だけで恐怖感満載。
おじいちゃんのように病院から逃亡したくなる~ε~ε~┌(|||´Д`)ノ


彼らが去った後に、
栗をぼりぼり食べながら、胃は問題なく元気だな~と健康をかみしめ内観。

そして、また、Hさんという医者が一人だけ現れた。

彼はさっきのメンバーからアウトローを気取っているのか、集団行動が苦手なのか。

そして、また、先ほどとのと全く同じ検査を繰り返した。

不思議な病院だ、私の主治医は誰なのだろう・・・

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