髄液検査で研修医のモルモットになる体験

人生初のMRI検査を終えてベッドでぐったりしていると、研修生とその先輩らしき小さな女性が現れた。



廊下で何やら準備をしているようだが、
研修医生が道具の置き方やら何やらぶつぶつ怒られているのが耳に入ってくる。


内容を聞いている限り、セッティング場所やら器具の取り扱いやら基本的な事のようだ。

彼は研修何年目なんだろうかと頭をよぎるが、まあ、所謂雑用係だししょうがないなと思っていたら、その後、とんでもない目にあった・・・(´;ω;`)ウゥゥ


私は病室のベッドに横たわりながら髄液というのをとられるという事になった。

当然エキスパートの医師がやってくれるものとごくごく当たり前の事を想像していたら、
なんと、その研修医生が注射を握っていた~ε~ε~┌(|||´Д`)ノ


顔面蒼白、冷や汗ダラダラ、今の病気がストレスに起因していたら、
明らかに症状が悪化すると、滅茶苦茶不安になる。

まさか、研修医がやるなんて。


彼の手が若干震えているのと、緊張から指先に汗をかいているのが私の皮膚を通して伝わる。
私感度高いからそういうの皮膚からよみとれてしまう。

やめてほしい!と思っていたが、後ろに先生方が張り付き指示を出している。


まず、局所麻酔を打たれた。

その後、私の体へ髄液をとる為の注射がさされたが、上手く採取出来ないようだ。

担当医が「一度抜け!そしてもう一度やり直せ」「刺す所は同じ所をつかえ」という声が聞こえた。

その声に従い、研修医が針を抜いて私の体にもう一度針を刺した。
針をもぞもぞ動かしていてどこか神経にあたる感じがあった。

「痛い!」と言ったら、「どこですか?」と聞かれたので、「足に響いた」と答えた。
医療事故で下半身不随なんて御免だと思ってそう伝えたら(さっさとやめさせて欲しかった)、

まさかの「麻酔を追加しろ!!」という指示が出された。

そしてまさかの麻酔を追加され、また同じ事を繰り返す。

また、「痛い!」と訴えると、

麻酔追加!!」の号令が高々ととび、確か計四回ほど麻酔が追加投入された。


その間研修医生は手にじっとりした冷や汗をかきながら、先輩医師に、
針の角度が違うだろ!」「そうじゃない」とひたすら注意を受けていた。

私は研修医生の為のモルモットか・・・


その後、結局上手くいかず、中堅の女性医師にバトンタッチ。

その後、彼女も失敗。

そして、後ろでえらそうに支持をだして私の体を痛めつけていた指揮官医師が1回ですんなり成功。

最初からお前がやれ!!と腹が立った凸 (-"- )

どんなに辛抱強く、滅多に怒る事のない私でも、この1件だけはどうしても許せなかったが、
彼等から私に対して一言も謝罪の言葉はなかった。

「はい、お疲れ様でした。無事にとれましたから」

のみ。
のみ。
のみ。
続きの言葉がけなし。


私の体を痛めた事に対する謝罪的な言葉みたいなのはゼロ。

医者というのは謝罪を嫌うアメリカ人のそれに近いなと思った。


そして、その後、これは何度となく思わされた。

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